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他者が知ってる自分を集めていく。幸せを創る医師・進谷憲亮氏の半生

他者が知ってる自分を集めていく。幸せを創る医師・進谷憲亮氏の半生

現在、トークンハウス内では相互理解を深めるためのペアインタビューを実施しています。
そこで、今回は僕(ゴーゴーケンゴ)が進谷憲亮さん(以下、ケンさん)へのインタビューを実施し、他己紹介というカタチで書いていきます。

他者が知ってる自分を集めていく。

ケンさんにとって、人生とは大きく2つのテーマがあると言います。

  1. 自分を知ること
  2. 関わってくれた人への恩返し

小学生の頃のケンさんは、褒められても素直に喜べなかったり、相手の言うことを素直に受け入れられなかったそうです。

しかし、成長過程であることに気づきます。

「なぜ、人の言うことを受け入れられないのか?これを続けてたら、自分の知ってる自分しか知れない」

そう、悟ったんですね。

自分を知るためには、他者が知ってる自分を集めていくしかない。

これまで関わってくれた人のおかげで「自分」という人間が成立してるんだと。

そういった想いから、ケンさんの人生のテーマである「他者が知ってる自分を集めていく。」という軸が出来たそうです。

そんなケンさんの簡単なプロフィールを紹介します。

進谷憲亮氏のプロフィール

福岡県苅田町出身。
小倉高校・九州大学卒。
日本・カンボジアを拠点に医師として活動しつつ、NPO法人Needsの代表として、医療者として、ひとづくり(教育)とまちづくり(コミュニティデザイン)に携わる。
医療者として誰もが自信をもって”幸せ”と言える社会を創りたい。

ケンさんは、『医療の目的は人を健康にすることではなく、人を幸せにすること。人の幸せに関する営みはすべて医療。』という信念を持ちながら、国内外で活動する医療者です。

僕はケンさんがジャパンハートで活動してる時に、カンボジアでお会いしたんですが、深く関わっていくうちにケンさんの医療に向き合う真摯さに魅了されていきました。

そんなケンさんが、どんな半生を過ごしてきたのか?

以下に、書いていきたいと思います。

尊敬する先輩の死

バスケ部時代(大学のバスケ部)

ケンさんが初めて「死」を意識するようになったのは、中学の時でした。

小学5年生の頃からバスケに目覚めて、スパルタな環境で日々練習していたケンさん。

そんなケンさんが尊敬していた先輩の訃報が届いた時、初めて「死」を強く意識したそうです。

「命に関われる人間になれば、ちゃんと最期を看取ってあげれるし、残った遺族にも寄り添える。」

そう、漠然と感じていた中学時代だったんですね。

にいちゃん医者になるからって断っといたよ

初期研修医時代

高校は県内屈指の進学高に入り、バスケと勉強に精を出す日々。

入学当初は下から数えた方が早いレベルの学力も、1日3時間睡眠で勉強も頑張り、気づけば学年トップクラスまで伸びてました。

しかし、高校2年生になりバスケ部のキャプテンになってからは、バスケのみに集中。

ケンさんの1つのことに没頭する素直さと集中力は圧倒的なんですが、当時からそうだったんですね。

そして、高校生活を終え、九大医学部を目指したケンさん。

しかし、学力は足りてなく浪人覚悟で受験勉強を始める。

その結果、本命の医学科ではなく、九大の他の医療系学科へ合格する。

本命は医学科だけど、家のことや、浪人することを考えて悩んでいたときのことでした。

大学側からの電話に対応した弟さんが一言。

『大学から入学金振り込みの件で電話あったけど、「にいちゃん医者になるから!」って断っといたよ。』

その言葉で、迷いを断ち切って1年間の浪人を決意。見事に翌年、九大医学部医学科へ合格し、医師への道を進む。

カンボジアでみた人のあったかさ

カンボジア時代

そこから、医師としてのキャリアを歩みながらも「病気ではなく、人を診ることのできる医者になる」という想いで、特定非営利活動法人ジャパンハートのボランティア医師としてカンボジアに渡ることを決めます。

「ボランティア医師として働く」という選択肢が、どれだけ厳しいか僕の方から簡単に説明を加えると、手当ナシ・無給・病院での出世からも遠ざかるという、合理的に考えれば選択するのは限りなく難しいことです。

だからこそ、その選択をしたケンさんの想いの真っ直ぐさに心をうたれました。

そんなケンさんは「自分が居なくなっても、みんなが幸せになれるように。」と言います。

それは、これまでの人生で真摯に人と向き合い生きてきた中で、恩返ししたい人が増え続けてるからなんですね。

だからこそ、自分が居なくても人と人が相互に影響してハッピーになってる状態を創れるように、地域医療という概念に興味を持ったそうです。

カンボジアでみた人のあったかさにヒントを受けて、地域医療にも活かしてるとのことで、ケンさんが代表理事を務めるNPO法人地域医療連繋団体Needsでの新企画モバイル屋台プロジェクトなどもその1つだそうです。

ゴーゴーケンゴから見たケンさん

ケンさんは本当に『お医者さんの鑑』だと思います。

人の死と向き合う中で突きつけられる「現実」から目を背けず、より多くの人たちを救う「理想」を持ち続けて、目の前の出来ることに全力を尽くす。

それでいて、誰も見捨てない大きな器とあったかい心を持った人だなぁと。

本当まっすぐなんですよね。
お医者さんで、こんなまっすぐな人って初めてみました。笑

僕の知る限りでは、

  1. 人の命を救うヒーローに憧れる
  2. 医者を目指す
  3. 現実を知る
  4. 理想が現実に押しつぶされる
  5. 割り切って現実的に医者を続ける

という流れがあると思ってて(職業関係なく大人になる過程でぶち当たる壁ですが)

特にお医者さんの場合だと、リアルに目の前で人が死ぬわけじゃないですか?
そんな体験に慣れないと毎日しんどいと思うんですよね。
ただ、慣れてしまうと患者さん一人一人と向き合うなんて難しいと思います。

「あくまで仕事」

そう割り切らないと、毎回感情移入して悲しんでたら、とてもじゃないけど心が持たないんじゃないかなって。

でも、ケンさんはそういった現実と向き合いながらも、ちゃんと理想を捨てずに実行し続けてると思うんですよ。

それって本当に凄いことだなと。

ただ、だからこそオーバーワークしすぎる部分もあると思うので、そんなケンさんの支えにトークンハウスがなって行けたらなと強く思いました。

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