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言語化力を今よりちょっと高める方法

くまもん posted by くまもん

最近何かと話題な「言語化力」。

多分この言葉そのものは『言語化力』という本からだと思うのですが、ふわっとしたことを言葉に落とし込むという行為そのものはずーっと前からあったでしょう。

 

それこそ、古代ギリシャで哲学が始まったあのときからずーっと。

 

哲学はまさにふわっとしたことを言葉にする学問だと思っていて、ぼく自身も割とこういうの得意なのかなと思っていたりします。

 

この記事では、そんな「言語化力」について言語化していきます。

 

世界は例外なく、言葉によって構築されている

まず前提として、世界は言葉によって構築されています。

ぼくらが何かを指し示す場合、指し示された対象は必ず何らかの名前を持っています。

 

もし名前がわからなくても、その示されたものが何なのか規定する定義はあります。

そしてその定義もまた言葉によってつくられている。

 

言葉がつくるのは目に見えるものだけではありません。

文化や伝統といったものも、代々受け継がれてきた「言葉」によって伝えられ、そして言葉とともに変化しています。

 

一見言葉とは関係なさそうな科学であっても、その研究には言葉が使われ、研究結果も言葉を通して伝えられています。

 

このように、この世界は言葉によって構築されています。

逆に言うと、言葉にできない存在がある場合、それは言葉によって構築されているこの世界に存在できないのです。

 

この世界にあるものを存在させるために、「言語化力」というのはあるのかなと思います。

 

哲学徒式!より深く言語化する3ステップ

言語化力というのはほとんどすべての人間に備わっている力です。

まったく言語化できない人はほとんど存在しません。

ただ、ここではより深く言語化するために必要な3つのステップを準備しました。

 

ステップ1:常識を消去しよう

一番最初のステップにして最難関。

生活している限り、どうしても常識や偏見というものは生まれてしまうからです。

 

そこでまずは、ゼロベースになってみる。

哲学の中において、このゼロベースはかなり厳格です。

 

巷でよく言われている常識にとらわれない発想をしていこう、ゼロベースで考えていこうと言われていることより次元をひとつ巻き戻します。

 

もし「恋愛は自由でいいんだ」と言われていたら

「恋愛は自由がベストなのか」と考えてみる。

さらには「そもそも恋愛という感情は存在するのか」

もっといって「そもそも心は存在するのか」

というところまで考えてみる。

 

言い方を変えると、「自分の記憶、五感、さらにはその存在が分からなくなるレベルまで常識を捨て去る」ということです。

 

「恋愛は自由である」ということ

「恋愛感情という感情が存在する」ということ

「心が存在する」ということ

これらもすべてぼくらの「常識」の一部なのです。

 

ステップ2:便利なワードを封印しよう

ここでやりがちなのが、便利なワードに頼ってしまうこと。

この場合は、種の保存は生物としての「本能」だから、誰しもが恋愛感情はあるはずだ…などというもの。

「本能」ってすごく便利ですよね。このワードを出すだけで、あたかも正しいことを言っている気になれる。

ただ、世界はたった二文字で表せるほど単純にはできていない。

 

「本能」という言葉で片づけてしまうと、ノンセクシャルとかアセクシャルの人々は包括できなくなります。

世界を切り捨てないために、言語化するときは単純なワードに頼るのをやめてみよう。

 

ステップ3:言語化するときは事実と価値を分けよう

原則として、客観的な事実と、主観的な価値観というのは同一論理の中で混同できません。

 

たとえばこんな感じ。

人は男女をつがいとして子どもが生まれる(事実)だから同性愛はおかしい(価値観)。

 

こう見るとわかるかと思うのですが、論理的なつながりがないんですね。

よくやってしまいがちな例ですが、これをやると説得力が急降下します。

 

子どもの心を持って

言語化って子どもの方がうまいなって思うときがあるんです。

それはたぶんまだ常識に縛られていないから。

大人よりフラットに見れていたりするんです。

 

言語化って難しく聞こえますが、意外とみんなの記憶の中にそのヒントがあるのかもしれませんね。

 

 

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