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『見えない要素』を見ようとすること

進谷憲亮 posted by 進谷憲亮

トークンハウス専属コミュニティドクター けんさんです。
僕はオンラインコミュニティやSNSというのが苦手です。
もっと言うならば、メールや電話ですら苦手です。
それは何故か?

見えない要素が多すぎる。。。

Facebookやインスタ、Twitterといったソーシャルネットワークが開発され、今の社会では人とつながることが簡単になりました。
人と人とのつながりは新しい可能性を生み出し、世界中に創造的な社会を作り出しました。
インターネット、そして、ソーシャルネットワークが普及した結果、世界は目まぐるしい変化を遂げ、それは1つの功績と言っても過言ではないでしょう。

その一方で僕は、ソーシャルネットワークは必ずしも良好なつながりだけを生み出すものではないという課題意識も持っています。
ネット上での個人への誹謗中傷や繰り広げられる生産性のない見苦しい言い争いの多さに、人の幸せを夢みる1人の医師としては、見ていて悲しくなります。

しかし、それは個人の問題ではなく、オンラインが持つ性質のせいだと感じています。
つまりは、見えない要素が多すぎるのです。

見えない要素を汲み取るからこその良好な関係


対面での人とのコミュニケーションを想像してみてください。

人と話す時に、あなたはその人が言ってる『言葉』だけで、その人の意図していることを受け取りますか?
きっと違うはずです。
その人の元々の性格や人間性、置かれている環境、最近の様子、表情、視線、声色、身売り手振り、直感的なオーラなどなど、数多くのノンバーバルな情報を無意識に五感で察知して、その人の想いを受け止めるはずです。
お互いに見えない要素を汲み取るからこそ、良好なコミュニケーション・対話が成り立ちます。

それも踏まえた上で、時には意見違いから喧嘩をすることもあるでしょう。
でも、その喧嘩とオンライン上での言い争いは全く質が違います。
それはわかりますよね?

Twitterでの短いつぶやきの中にも、それぞれの置かれた状況・背景、価値観など様々な見えない要素が含まれています。
同じ『文字の並び』でも、込められた意図や想いは違います。
文字の並びだけみて、誹謗中傷するのは馬鹿らしくないですか?

見えない要素こそが大切な医師の日常診療


医師としての日常診療でも、見えない要素を見ようとすることはとても大切です。
例えば、同じ『咳が止まらなくて困っている』という訴えで受診される方でもその言葉に込められた想いは様々です。

  • 営業職をしてて、咳が止まらないと顧客に悪い印象を与えてしまう。
  • 祖父、父と肺がんで亡くなっており、自分も肺がんじゃないかと不安。
  • 自分では病院来るほどのものじゃないと思ったけど、会社の上司に行くように言われて。

こういった各々の想いを組まずして、正しい診療はできません。
糖尿病で生活習慣改善が必要な患者さんに対しても、『体重を落としましょう』『食生活を変えましょう』と言うのは簡単です。
でも、

一人で都会暮らし、早朝から満員電車に乗って毎日出勤、昼休みも短く、社員食堂もなく、昼食はいつも近くのコンビニですませるしかない。残業も当たり前で遅くに帰ってもご飯を食べる時間はなし。そして、十分な睡眠時間を取れないままに翌朝また同じ朝を迎える。

極端な例かもしれませんが、今の日本では珍しくはありません。
この患者さんに見えない生活状況を考慮せず、
『食生活を自分で変える努力をしないと糖尿病が悪化して、将来的に脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がりますよ』
とだけ伝えるのは酷じゃないですか?

職種や立場、オンライン、オフラインに関わらず
『見えない要素』を汲み取ることは人と関わる上でとても大切なことだと感じています。
そして、オンラインというもう1つの社会が生まれた現代において、それはとても難しくなっているとも感じています。
そういった理由で、僕はオンラインでのコミュニケーションに苦手意識があります。
しかし、僕は今、トークンハウスというオンラインコミュニティに所属し、居心地が良いとさえ感じている。
それは何故か?

SNSが苦手な僕が思うトークンハウスの魅力

トークンハウスは『誰にとってもあったかいコミュニティ』という理念のもと、互いの『見えない要素』が見えるように、創設者の健悟くん、大介くんを中心に様々なコミュニティ内の取り組みが成されています。

  • 直接顔を合わせて交流するオフ会『ミートアップ』
  • コミュニティメンバー同士が違いを知るための対話を行う『ペアインタビュー』
  • ペアインタビューを通した他己紹介

などなど
そして、それぞれのメンバーもコミュニティの理念を大切にしているので、見える要素だけに捉われない関係性がオンラインの中でも構築されています。
見える要素以上に見えない要素にこそ気を配れる関係性がある。
だからこそ、トークンハウスは居心地のいい『あったかい居場所』なんだろうなと感じています。
このコミュニティメディアは、そんなトークンハウスの見えない要素を皆さんにも見えるようにするための試みです。
僕の大好きなトークンハウスでどんな人たちがどんな風に関わり合い、共に暮らしているのか、少しでも皆さんに見て頂けたらと思います。
トークンハウス1周年記念イベント

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